2013 Fiscal Year Annual Research Report
ゴール型ゲームの運動課題と評価の観点~条件制御で誘発される運動技能を探る~
Project/Area Number |
22500560
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
加藤 敏弘 茨城大学, 教育学部, 准教授 (20185854)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ゴール型ゲーム / バスケットボール / ボールを持たないときの動き / 運動課題 / 条件制御 / ミニゲーム |
Research Abstract |
1.現職教員の協力を得て、ゴール型の運動課題を誘発するゲームの条件を一覧表にし、単元計画を評価の観点を作成した。また、その単元で具体的に展開されるミニゲームの実施内容の具体例を大学生をモデルに撮影・編集し、単元計画の理解を促すための補助資料とした。当初予定していた研究課題5(現場の教員に授業を実施してもらいその授業を評価すること)は、現場では秋から冬にかけて単元計画が立てられるために、年度内の研究成果の発表が難しいと判断し、その単元計画に基づいた授業を自ら展開したいかどうか、また、展開する際の問題点などを評価してもらった。その研究成果を「ボールを持たないときの動きに焦点をあてたバスケットボールの授業モデル」として茨城大学教育学部紀要第63号に発表した。 2.上記で明らかになった単元計画の問題点をさらに修正し、現職教員の協力を得て平成26年2月~3月に中学1年生の授業で実際に実施し、形成的授業評価およびビデオ分析を行い、日本スポーツ教育学会誌への投稿に向けて執筆中である。 3.ゴール型の運動課題を誘発する条件を備えたミニゲームを実施した茨城県バスケットボールスクールの活動について、その成果を「茨城県バスケットボールスクールの成果と課題」として茨城大学教育学部紀要第63号に発表した。また、この教材を実際に指導した指導者に対して、それまでの部活動でのバスケットボールの指導や体育授業での指導にどのような影響を与えたのを調査し、「バスケットボール指導者の指導観の変容過程-茨城県バスケットボールスクールの指導を体験して-」として教科開発学論集第2号に発表した。 本研究でゴール型ゲームにおいてボールを持たないときの動きに重要な状況判断力を育成するためのミニゲームを開発することができた。今後は、これらの教材をどのように指導したらよいのか、その特徴について明らかにしていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)