2012 Fiscal Year Annual Research Report
高血圧の非薬物療法および一次予防を目指した沖縄型食事による介入研究
Project/Area Number |
22500669
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
崎間 敦 琉球大学, 保健管理センター, 准教授 (10325839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
等々力 英美 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60175479)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 高血圧 / 栄養 / 非薬物療法 / 一次予防 / 行動変容 |
Research Abstract |
伝統的沖縄食介入試験の成果をもとに、高血圧の一次予防を目指した伝統的沖縄食による降圧療法の開発を行った。その有効性について一般住民職域を対象に無作為割付比較試験により検討した。本研究のデータ解析を実施した。 1.介入デザイン:オープンランダム化割付比較試験。 2.対象者:沖縄県在住者を132名登録し、調査を継続しえた108名(平均年齢51±14歳、女性62名)を解析対象とした。割付は無作為化割付を行った。 3.介入方法:食事情報介入群(56名)において研究者が沖縄特有の野菜を豊富に用いた伝統的沖縄食の食事内容の情報提供と料理レシピ本を配布した。介入期間中に健康情報を掲載したニュースレター、簡易型食事調査票(BDHQ: Brief-type Dietary History Questionnaire)、塩分味覚調査を行い、情報介入を継続した。介入前と介入期間に食事調査票(DHQ: Dietary History Questionnaire)を用いた栄養調査と血圧および体重の測定を行った。コントロール群(52名)においては、情報介入は行わず、栄養調査と血圧および体重測定を行った。 4.成績:情報介入群では、収縮期および拡張期血圧が有意に低下し、DHQで評価した推定ナトリウム摂取量の有意な低下を伴った。さらに、情報介入として用いたBDHQによる推定ナトリウム摂取量も経時的に低下し、塩分味覚の改善を伴っていた。一方、コントロール群の収縮期血圧は有意に低下したが、拡張期血圧および推定ナトリウム摂取量は変化しなかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)