2011 Fiscal Year Annual Research Report
カーボンフットプリントを用いた「低炭素社会」のためのライフスタイルの構築
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22500695
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
杉原 利治 岐阜大学, 教育学部, 教授 (70092939)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大藪 千穂 岐阜大学, 教育学部, 教授 (10262742)
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Keywords | 低炭素社会 / カーボンフットプリント / ライフスタイル / マオリ / 二酸化炭素 / 伝統的価値観 / 情報 |
Research Abstract |
本年度は、現代社会の環境観、情報活動の分析、および、現代社会におけるライフスタイルの調査分析と二酸化炭素排出量分析を行った。I.現代社会の環境観、情報活動の分析: 日本社会の環境観と情報活動の調査:現代日本人の環境観と情報活動を、主要な新聞とジャーナルおよび各種統計資料をもとに分析した。また、「低炭素社会」の取組みとして先進的なイギリスのカーボンフットプリントの文献研究を行った。 II.現代社会のライフスタイルと二酸化炭素排出量分析(1)日本人家庭の二酸化炭素排出量の分析:日本の家計調査資料と二酸化炭素排出点数表を用いて二酸化炭素排出量を算出した。(2)現代社会における環境観、情報活動、ライフスタイル、二酸化炭素排出量の関係:研究で得られた現代社会の環境観、情報活動、ライフスタイル、二酸化炭素排出量に関するデータを解析し、環境観、情報活動、ライフスタイル、二酸化炭素排出量の関係を明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画の大半は、予定どおりに進展した。しかし、海外現地調査の直前に、調査者(杉原)が体調を崩し、入院、手術となったため、現地調査を翌年度に繰り越した。そして、平成24年に現地調査を行い、当初に計画した本年度分の研究を遂行することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、以下の研究を行い、研究を最終的にまとめ、完成する。 I.伝統的マオリ社会の環境観とライフスタイルの調査 II.現代社会の環境観、情報活動の分析と伝統的マオリ社会との比較 III.現代社会における環境観、情報活動、ライフスタイル、二酸化炭素排出量の関係の分析 IV.新しいカーボンフットプリントの作成 V.カーボンフットプリントを活用した「低炭素社会」ライフスタイルの提案
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