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2012 Fiscal Year Annual Research Report

質の高い情報通信技術者を育成するための総合的な教材の開発

Research Project

Project/Area Number 22500833
Research InstitutionTokuyama College of Technology

Principal Investigator

重村 哲至  徳山工業高等専門学校, 情報電子工学科, 教授 (80215970)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords情報処理教育 / オペレーティングシステム / コンピュータアーキテクチャ / 組み込み / 言語処理系 / コンパイラ
Research Abstract

教育用パーソナルコンピュータTaCのオペレーティングシステム(TaC-OS)開発と,これを実行するためのハードウェアと言語処理系の改良,教育用の特殊機能の実装,ドキュメントの整理を行った.
ハードウェアの改良では,まず,機械語命令にバイト配列を扱うアドレッシングモードを追加した.FATファイルシステムをTaC-OSに実装するためにバイト単位でのデータ処理が不可欠なためである.これに伴いメモリ空間の大きさが従来の64kWから64kBに変更された.次に,メモリ空間の縮小に対応するために,4bit定数や4bitオフセット等のアドレッシングモードを追加した.最後に,CPUに実行モード(特権・非特権)を持たせるために特権モード専用のスタックポインタの追加,PSWに特権ビットの追加,特権命令の追加等を行った.ハードウェアの改良に伴い,C--コンパイラ,アセンブラ等を改良する必要もあった.
オペレーティングシステムの実装は,前年度までに旧TaC上で開発した組込み用OSにマルチメディアカードのドライバを追加し,また,バイト配列を用いるように書き換え,組込み用OSとして一応完成した.今後,汎用OSとして進化させる予定である.
教育用の特殊な機能の実装では,ソフトウェアの支援なしにコンピュータ内部を観察することが可能なコンソールパネルをTaCに実装した.これを用いるとOSの内部までステップ実行が可能である.既に,TaC-OSの開発で威力を発揮しており,学生が学習用に使用し効果を上げることが期待される.
ドキュメントの整理では,組込み用の「TaC-OSのユーザーズマニュアル」を新規に作成した他,「C--言語のマニュアル」と「TeC(8bitモードの教育用コンピュータ)の教科書」を改訂した他,情報処理学会コンピュータと教育研究会にて改良後のTaCのハードウェア仕様について報告を行った.

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (3 results)

All 2012 Other

All Presentation (1 results) Remarks (2 results)

  • [Presentation] 機械語教育用マイコンTeCとシリーズ化した教育用パソコンTaCのアーキテクチャ2012

    • Author(s)
      重村哲至
    • Organizer
      情報処理学会 コンピュータと教育研究会
    • Place of Presentation
      熊本大学
    • Year and Date
      20121209-20121209
  • [Remarks] 教育用コンピュータ(TeC)のサイト

    • URL

      http://tec.tokuyama.ac.jp/TeC/

  • [Remarks] 重村研究室のホームページ

    • URL

      http://www2.tokuyama.ac.jp/giga/~sigemura/

URL: 

Published: 2014-07-24  

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