2012 Fiscal Year Annual Research Report
最先端再生可能エネルギー技術を学習する教材とカリキュラム開発及び評価
Project/Area Number |
22500844
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
山本 利一 埼玉大学, 教育学部, 教授 (80334142)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荻窪 光慈 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (00431726)
森山 潤 兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (40303482)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 再生可能エネルギー / 海洋エネルギー / 科学・技術教育 / 教材 |
Research Abstract |
本研究は,①児童・生徒の実態と教育現場の状況の調査②学校現場が求める教材の把握③体験を通して学習する教材の開発④学習カリキュラム開発・教材の改良⑤授業実践⑥教育効果の測定・評価⑦教員研修への応用・社会教育への普及,研究のまとめの手順で進めてきた。 ①については,学習指導要領および教科書レベルでの学習項目を洗い出し,②学校現場で利用されている教材・教具について,現職教員を含む検討会を実施し明確化した。その結果,再生可能エネルギーの利用などが謳われる反面,それらを学習する教材・教具については,簡易な風力発電装置や太陽電池パネルを利用した太陽光発電の実験キットが存在するだけで,最先端の再生エネルギー技術を学習する環境が整っていない学校現場の実業が明らかとなった。そのことを受けて,学校現場で利用可能な,風の流れと動力伝達,発電の仕組みを容易に学習できる風力発電装置を開発した。また,海洋エネルギーを学習する教材として,波力発電装置を3種類(発達段階に応じて,小学校で学習するもの,中学校で学習するもの,高等学校で学習するもの)を開発した。同様に,簡便な設備を用いて安価に製作可能な色素増感太陽電池の製作プロセスを検討し開発した。 ④これら開発した教材・教具を援用した授業展開を現職教員共に検討し,⑤授業実践でその効果を検証した。⑥効果の検証は,知識面,情意面と2つの側面を意識し,それらを評価する調査シートを現在の児童生徒の実態に基づき,認知心理学的手法で作成した。それらを通して授業方法の改善を図り,カリキュラムの中に位置付ける取り組みを行った。 ⑦以上の知見を整理し,より学校現場で広く利用されるように,教員研修(都道府県研修,免許更新講習)に利用し,これまでの研究成果を評価・公開を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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