2012 Fiscal Year Annual Research Report
緊急地震速報を援用した次世代型「三段階震度計」の試作と活用方法の検討
Project/Area Number |
22510190
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
香川 敬生 鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50450911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 竜也 鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (20379655)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 計測震度 / 緊急地震速報 / P波センサー / ネットワーク / 普及 |
Research Abstract |
本研究では,計測震度計に緊急地震速報を受信する機能を追加し,P波初動による震度推定機能を付加した「三段階震度計」のシステムを提案し,市販の地震計(気象庁認定計測震度値を出力可能な加速度センサー),ノートPC,ネットワーク装置を用いて試作した。地震計のリアルタイム出力をノートPCで受信し,P波による主要動の震度を推定し,緊急地震速報の最新情報を受信して当該地点の予測震度を推定するとともに,実測による計測震度を出力する機能を実装した。PCはネットワークを介していかなる場所に置いても地震計設置地点のモニターができる。日本地震学会2012年秋季大会で試作機によるデモをおこない,土木学会論文集に成果を受理されている。地震計の調整後に茨城県内の地震計検定用坑道に設置して試観測を継続的に実施することにしており,システムの更なる検証をおこなうとともに普及に寄与するデータの取得をおこなう。 また,「三段階震度計」が広く活用されるために,精度は劣るものの携帯情報端末での利用を想定してiPoneへ実装したものを基に,携帯電話事業者および緊急地震速報システム開発者と意見交換を行う場を設けた。併せてこの分野の現況を調査し,携帯電話事業者による速報サービスや,FM多重放送を介したカーナビでの受信など,緊急地震速報の普及が大幅に進んでいることを確認した。また,工場などでは緊急地震速報とP波初動を用いたシステムが導入されつつあるが,提案している「三段階震度計」のコンセプトに合致したシステムは実現してはいない。地震観測と地震防災への寄与を効率的に両立するシステムとして,今後も継続的に提案コンセプトの普及を続けて行きたい。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)