2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22520156
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Research Institution | Showa University of Music |
Principal Investigator |
岸本 宏子 昭和音楽大学, 音楽学部, 教授 (10107336)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
羽石 英里 昭和音楽大学, 音楽学部, 教授 (70350684)
ERICKSON Donna 昭和音楽大学, 音楽学部, その他 (80331586)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 音楽学 / 学際的研究 / vocology / ソプラノ |
Research Abstract |
本研究は、音楽学を軸とした「芸術と科学を結ぶ学際的研究分野」を創始・開拓することをめざし、端緒として「ソプラノの歌声と演奏の特徴」というテーマを選んだ。①音楽学音楽療法の研究者がコーディネータとなり、②音声学研究者、③声楽家・声楽指導者の協力のもと、関係3分野がそれぞれの研究モデルを導き出すこととしていた。具体的には①音声学研究者群は、音声録音聴取実験・音響分析およびMRI撮像・画像解析を担当して、音楽分野で利用・応用される音声・音響学的研究モデルを導き出す。②音楽実践者群は「歌う声」を音声学研究者群に提供し、音声学研究者群から提供される成果を用いて演奏・指導の実用モデルを導き出す。③音楽学(応用分野を含む)研究者群は、音楽学とその応用分野での研究モデルと実用モデルを導き出すということであった。 しかし24年度を迎えた頃から関係3分野の興味が1つの方向に集約されて行き、分野別の研究モデルの提案より、1つの「学際的な研究モデル」ともいうべき研究の形が見えてきた。互いに意見を交わすことで、自らの専門分野の視点のみでなく、全分野を鳥瞰した見地からの視点・解釈の重要性が見えてきたのである。 24年度の具体的な研究成果の中心は、従来通りソプラノの声をめぐるいくつかの論文、研究発表等である。たとえば本多は、従来解明されていた「声を高くする仕組み」に加えて「声を低くする仕組み」を発見し、河原は本研究をきっかけとして、自らが開発した音響分析ソフト「STRAIGHT」に飛躍的な改良を加えた。 こうした成果と同時に、本研究は次の段階の「芸術と科学を結ぶ学際的研究」への予備研究という役割を得て、ほぼ同じメンバーによる25-27年度の科研費研究「歌唱時の身体感覚の解明:MRIによる発声器官の可視化と音響分析を中心とした試み」(基盤研究C25370117 代表:羽石英里)の出発点になったのである。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)