2010 Fiscal Year Annual Research Report
真田文書アーカイブの構築及び松代藩第六代藩主真田幸弘の点取俳諧に関する研究
Project/Area Number |
22520205
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Research Institution | Seisen Jogakuin College |
Principal Investigator |
玉城 司 清泉女学院大学, 人間学部, 教授 (20410441)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平林 香織 長野県立短期大学, 多文化コミュニケーション学科, 教授 (50300132)
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Keywords | 大名文藝 / 点取俳諧 / 真田幸弘 / 真田宝物館 / デジタルアーカイブ |
Research Abstract |
松代藩六代藩主の真田幸弘(真田宝物館-長野県長野市に襲蔵)の点取俳諧資料と幸弘関連の公的日記のデータ化をめざして、その端緒についた。 俳諧連句は、総数約九万句のうち、1万3千句を翻刻、データ化した。日記(御側御納戸日記)は、約3年分の翻刻データを点検した。 また、2010真田フォーラムを8月19日(木)「大名俳諧と真田幸弘の俳諧」のテーマで講演会とディスカッション、20日(金)「真田家伝来の典籍」のテーマで講演会を開催、国文学研究資料館に伝来する真田家の蔵書目録の分析を通じて、文藝資料がどのように伝えられてきたかを研究、21日(土)真田家の菩提寺・長国寺踏査、この3日間連続して、地域に開かれた研究報告会を実施した。このフォーラムは、全国各地の研究者や学芸員、大学院生が参集し、長野市を中心とした市民との交流を経て、伝えるべき文化遺産についての啓蒙活動ともなりえた。 こうした市民への啓蒙に加え、9月25日(土)には、研究代表者の玉城が和漢比較文学会で「松代藩六代藩主真田幸弘の文藝-漢詩・和歌・俳諧-」のタイトルで講演し、今後大名文藝を研究して行くことで、新しい文学史が見えてくる可能性を示唆した。 これらの成果を小冊子にまとめた他、紀要を中心とした研究誌に掲載した。
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Research Products
(4 results)