2011 Fiscal Year Annual Research Report
大規模コーパスを用いたチャールズ・ディケンズの言語・文体研究
Project/Area Number |
22520247
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
今林 修 広島大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (90278987)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 正広 熊本学園大学, 外国語学部, 教授 (20238778)
田畑 智司 大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 准教授 (10249873)
高口 圭轉 安田女子大学, 文学部, 教授 (50195658)
島 美由紀 近畿大学, 工学部, 講師 (50549524)
舩田 佐央子 福岡大学, 言語教育研究センター, 講師 (40389391)
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Keywords | チャールズ・ディケンズ / 文体論 / コーパス / 言語・文体 |
Research Abstract |
本研究の基礎をなす18世紀から19世紀にいたる主要な小説家の全作品を網羅する大規模な電子コーパスの構築に関しては、今年度は、計画通り19世紀の以下の主要作家のコーパスを構築した。Thomas De Quincey、Frederick Marryat、Benjamin Disraeli、Elizabeth Gaskell、William Makepeace Thackeray、Charles Reade、Anthony Trollope、Charlotte Bronte、Emily Bronte、George Eliot、Anne Bronte、Thomas Hardy、Robert Louis Stevenson、George Gissing、Joseph Conrad、Arthur Conan Doyle、Rudyard Kipling、John Galsworthyである。 より詳細なディケンズの言語・文体に関する研究事項を春の学会(近代英語協会終了後)を利用して検討した。 ディケンズの言語・文体研究に関する先行研究の調査とその書誌の作成を、堀が中心となって完成を目指し、今林が補助した。コロケーションとcohesionの研究は堀と高口が、修辞の研究は舩田が、談話分析は島(西尾)が、社会言語学的分析は島(西尾)の協力を受けながら今林が、認知論的分析は堀と今林が、コンピュータ統計分析は田畑がそれぞれ中心になって、詳細な研究事項を整理し、参考文献を揃えながら研究に着手した。 3月に高知県立大学において研究の進歩状況の報告と最終年度の研究計画を確認し、意見交換を行った。また、この会では、本研究の成果としてのディケンズ生誕200年を記念する循The Language and Style of Charles Dickensの海外の出版社(Peter Lang)からの出版に関して、次の確認がなされた。平成24年8月31日までにそれぞれの論文を今林に提出。その後、版組、校正等を経て、平成24年10月末までに出版社に入稿。平成24年12月に出版。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の基礎をなす18世紀から19世紀にいたる主要な小説家の全作品を網羅する大規模な電子コーパスの構築が順調に進んでおり、後は研究成果の出版を残すのみとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の基礎をなす18世紀から19世紀にいたる主要な小説家の全作品を網羅する大規模な電子コーパスの構築が終わり、そのコーパスを利用して、本研究の成果としてのディケンズ生誕200年を記念するThe Language and Style of Charles Dickensの海外の出版社(Peter Lang)から本年12月に出版する。
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Research Products
(19 results)