2012 Fiscal Year Annual Research Report
英語・日本語・中間言語スピーチアクト・コーパスの構築と、その英語教育への応用
Project/Area Number |
22520410
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
鈴木 利彦 早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (40433792)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水島 梨紗 札幌学院大学, 人文学部, 講師 (00572421)
辻 建一 金沢星稜大学女子短期大学部, その他部局等, 准教授 (50352802)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 語用論 / 英語スピーチアクト / 英語教育 / 中間言語スピーチアクト / 日本語スピーチアクト |
Research Abstract |
1.「研究対象スピーチアクトで英語母語話者が用いる言語方策の調査」:コーパスの分析研究を継続・発展させ、特に基本的かつ使用頻度が高いと考えられる、Thank、Apologize、Request、Inviteの4つの英語スピーチアクトに関し、日本国内の英語学習者が効果的にストラテジーを学ぶことが可能な図書を刊行した。 2.「日本の英語教育に応用するための教材と教授法の研究・開発」、3.「日本人の英語(中間言語)スピーチアクト遂行能力の調査」:大学の英語授業内で「英語スピーチアクト学習プロジェクト」を継続して実施し、またその際に学習者から中間言語の英語のデータを収集し分析を行った。その結果として「ポライトネスの実践的指導による表現の変化」と「Productive skillsの育成」の2テーマに関して研究実績を得た。更に、昨今盛んになっているサイバー国際交流で英語・日本語・中国語のスピーチアクトに関するトピックを組み込み、参加者がどのようにこのテーマを論じ合うかの調査を行った。また、中高英語教師に対してアンケート調査を実施し、中等英語教育における本研究テーマの現状と方向性を調査した。 4.「国内外の英語教材や既存の英語コーパスでのスピーチアクトの扱いの調査」: 国内外で出版された大学英語教材から「提案」「依頼」のスピーチアクト表現を抽出し、本研究データと比較してそれらの表現の適切さの検証を行った。また、The British National Corpusを使用して、InviteとSuggestの2種類のスピーチアクトについて本研究データとの比較研究を行った。 5.「日本語スピーチアクト研究」: 日本語母語話者から集めたデータの分析を進めた。「依頼」に焦点を当てて形態素分析ソフトやコンコーダンサーを用いて詳細な検証を行い、語彙リストの作成や談話ストラテジー分析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)