2012 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者が語るライフストーリーコーパスの作成と日独対照研究
Project/Area Number |
22520450
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
菅谷 泰行 関西医科大学, 医学部, 准教授 (00206393)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 高齢者 / ライフストーリー / 老年言語学 / ナラティブ / 日独対照 |
Research Abstract |
本研究課題は1)「語り」に関する文献調査、2)日本の高齢者が語るライフストーリーの収集とコーパス化、3)ドイツ語圏に住む高齢者が語るライフストーリーの収集とコーパス化、最後に、この(2)と(3)の言語コーパスを基に、高齢者が語るライフストーリーの日独の比較分析を行うことを目標として、調査研究活動を進めてきた。本年度はこれらの目標のうち、先ず1)については、医療福祉分野のほか、人文社会学領域での文献調査を進めた。次に2)に関しては、本研究課題の過去2年間の研究事業として実施してきた国内でのライフストーリーインタビュー調査で採録した全データについて、最終的な点検と修正、テクストデータと音声データの連携等の作業を施し、コーパス化を終了させた。つぎに3)に関しては、ドイツ、オーストリア、スイスの3国で採録したインタビューデータについて、トランスクリプション化の作業を進め、必要な点検と修正、テクストデータと音声データの連携等の作業を施し、コーパス化を終了させた。最後に4)に関しては、インタビュー時に採取したインタビューイの基本属性調査と高齢者の「こころの様態」に関する質問紙票の集計結果を用いて、居住形態を視点に比較分析等を行った。最終的なインタビューイの内訳は、日本がインタビューイ総数97人、インタビュー総時間数176時間52分01秒であった。インタビュー調査地の都道府県別の内訳は、大阪府、兵庫県、京都府、静岡県、神奈川県、愛媛県、千葉県であった。つぎにドイツ語圏のインタビューイ総数は45人、インタビュー総時間数は32時間04分23秒であった。またこのドイツ語圏インタビューイの国別の内訳はドイツ18人、オーストリア16人、スイス11人であった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)