2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22520522
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
本郷 智子 東京農工大学, 国際センター, 准教授 (60401452)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 真弓 東京農工大学, 国際センター, 非常勤講師 (80571190)
広田 妙子 東京農工大学, 国際センター, 非常勤講師 (50571189)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 会話教育 / 相互行為 / マルチモーダル / データベース / 会話技能 / 教育システム / 接触場面 / 振り返り |
Research Abstract |
本研究の目的は、「他者との相互行為的なコミュニケーションにおける話し言葉能力」を養成する会話授業の実際を記述・分析し、その結果を教授者間で共有することにより、日々の授業実践を改善する教育システムを構築することにある。最終年度である24年度の研究成果は下記の通りである。 1.相互行為のデータ分析の手法として、マルチモーダル分析に取り組んだ。言語行動および非言語行動を分けて分析するのではなく、相互行為を複数モダリティの「総合体」として扱い分析した。特に、視線配布・身体動作に着目して、言語行動と非言語行動の連動を記述・分析した。 2.パイロット研究として、非母語話者同士の雑談を扱い、学習者の学びのプロセスを記述・分析した。22年度、23年度の研究成果として構築された、母語話者と非母語話者による接触場面における課題遂行型タスクの相互行為データベースを拡張し、非母語話者同士の相互行為のデータベース構築の基礎を作った。 3.22年度~24年度研究成果報告書を作成し、公表した。また、データベースについても、教員間での共有が行いやすくなるよう環境整備を行った。これらを基に、相互行為データ分析・会話分析研究に関心のある研究者との会合を設け、意見交換を行った。本研究により、相互行為を重視した話し言葉教育の活動内容・会話技能、評価項目の抽出を教員間で共有し、議論をしていく基礎段階は整った。今後はこれをより多くの教育現場で活用できるよう精査していく必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)