2011 Fiscal Year Annual Research Report
人文科学系アカデミックライティング指導のための基礎的研究
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22520532
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
西光 義弘 神戸大学, その他の研究科, 名誉教授 (10031361)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 義和 神戸大学, その他の研究科, 教授 (00196891)
實平 雅夫 神戸大学, 留学生センター, 教授 (30253701)
高梨 信乃 神戸大学, 留学生センター, 准教授 (80263185)
RICHARD Harrison 神戸大学, 留学生センター, 教授 (70314052)
住田 哲郎 神戸大学, その他の研究科, 研究員 (70533587)
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Keywords | アカデミックライティング / 対照修辞学 / 文化心理学 / 論文作成法 |
Research Abstract |
月に一回の割合で、会合を持ち、以下がおのおのの課題について、報告し、討議を重ねた。 西光は日本語アカデミックライティングの理論的枠組みの構築を行った。鈴木は人文科学系学術論文における「接続表現」に関する調査、研究を行った。實平は人文科学系学術論文における「引用」に関する調査、研究を行った。高梨は留学生の論文に見られる誤用に関する調査、研究を行った。ハリソンはアカデミックライティングの日英比較を行った。住田は大学院生3名を率いて分析した結果を学会において発表し、論文としてまとめた。また人文科学系学術論文における「ヴォイス」に関する調査、研究を行った。 2012年3月2日に早稲田大学にライティング・センターを創設するために尽力され、運営を一手に引き受けている佐渡島紗織氏に日本語アカデミックライティングに関する講演をしていただき、意義ある意見交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
各々の研究分担者はそれぞれの課題について調査に入っており、徐々に結果を得るに至っており、平成24年度末に方向書を出す方向へと順調に研究が進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度末の報告書の発刊に向けて、さらに研究を進展させる。24年度も1回の定期的な研究会を開き、各々の研究について意見交換を行い、より良い成果を得る努力に励む。また本科研の終了を記念するアカデミック・ライティングに関するシンポジウムを企画中であり、ひろくアカデミック・ライティングに関する関心を喚起する予定である。
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Research Products
(8 results)