2013 Fiscal Year Annual Research Report
英語話者の物語コーパス作成とレキシカルフレーズ中心のリスニング教材の提供
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22520630
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| Research Institution | Showa Women's University |
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Principal Investigator |
金子 朝子 昭和女子大学, 文学研究科, 教授 (10138505)
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| Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 英語の物語 / コーパス / レキシカルフレーズ / リスニング教材 |
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| Research Abstract |
本研究は、英語母語話者が子供の頃に聞いた物語を４英語圏から収集し、「物語コーパス」を作成すると同時に、『世界の英語話者が語る物語』と題して、語られた物語の記述と音声、さらに話者による物語のエピソード、物語に関する語り手からの情報をウエブ上に公開するものである。
物語の収集については、本年度は主にオーストラリアとカナダで収集を行った。特にオーストラリアでは、他の国々とは内容を異にする開拓時代の物語や、カナダではトロント周辺に住む先住民に語り継がれた物語を録音することができた。さらに、イギリスで語られる物語については、日本に住むイギリス人から数件の物語の収集を行い、これで４英語圏からの物語の収集をほぼ終えることができた。
これらの録音されたデータはそのまま書き取り、ウエブ上に掲載した。また、書き取った物語を、コーパスとして利用できるように、テキストファイルに変換して物語ごとにウエブに掲載し、これに加えて音声、物語のエピソード、物語についての語り手による情報も整理して、ウエブ上に公開した（http://swu.ac.jp/aso/corpus/)。
英語教材としてどのようにこのデータを活用するかは、検討中であるが、収集済みの物語の中で良く用いられるレキシカル・フレーズの抽出は完了している。それらのフレーズを利用して初級者向けの教材となるようなリスニング中心の英語の物語、または、絵本の作成のために必要な資料等もある程度収集することができた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
英語圏からの物語の収集がほぼ終了し、音声を添えた物語、コーパス研究用に書き取った物語のテキストファイル、話者の情報、その話の背景等、ウエブ公開する計画であったものがほぼ完了に近い状態となった。また、レキシカルフレーズを用いたリスニング中心の初級者向けの英語教材の作成についても、計画が進んでいる。
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| Strategy for Future Research Activity |
本年は最終年にあたり、ウエブサイトの整理を行う。また、レキシカルフレーズの研究をまとめると共に、英語初級者向けの教材の提供を行いたい。
教材となる資料は物語コーパスから多くのアイディアが得られるので、本研究期間終了後も、さらにこの研究を継続し、多くの教材の提供を行っていきたい。
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