2012 Fiscal Year Annual Research Report
東京大空襲と関東大震災の救援活動に関する比較災害史的研究
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22520703
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Research Institution | 公益財団法人政治経済研究所 |
Principal Investigator |
青木 哲夫 公益財団法人政治経済研究所, 戦争災害研究室, 主任研究員 (40446274)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 唯人 公益財団法人政治経済研究所, 戦争災害研究室, 主任研究員 (50414074)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 東京大空襲 / 関東大震災 / 災害 / 仮埋葬 / 慰霊 / データベース / 避難 / 被災地図 |
Research Abstract |
「都内戦災殉難者霊名簿」の研究については、データベース化の入力作業の完了をふまえ、必要な統一名の入力および原典校正を行ない、あわせて、資料調査・関連研究などを分担し、月一回程度の研究会で調査・研究の相互交流をすすめた。 ①名簿データ入力作業は、当初入力の完了後、統計処理・地図化のために、「遭難時旧住所」・「遭難地旧住所」・「仮埋葬地」の統一名を入力した(31318人分)。これは資料の記載法・用語などのバラつきがあるため、必要とみなされた。一定の合理的基準にしたがって、統一名を設定し、入力した。あわせて、原典との校正の作業を行なった。複写時の間違い発見・訂正や判読困難文字を解読するなどのためである。予定より遅れたが完了した。②名簿自体の成立の研究のため、7月12日・10月9日の2回にわたって東京都慰霊協会(横網町公園)の資料調査を行なった。所蔵資料についての説明をいただくとともに、東京都慰霊堂『戦災者遺骨名簿』などを閲覧し、「都内戦災殉難者霊名簿」との対比をした。後者から前者が作られたことはほぼ確実と思われる。慰霊堂内の資料についても閲覧させていただいた。③原簿データを地図化するための下地図の作成を行なった。地図の貼り合せのデータ処理を行なった。地図作成のための作業に入ることはできなかった。 関東大震災の研究については、文献収集とデータベース化の準備にとどまった。 研究会メンバーによる次の研究発表を行なった。1)山本唯人「ドイツ空襲における戦跡と記憶継承の取り組み」2)井上裕之・井上百代「打ち込み作業から見える原簿作成過程の考察」3)青木哲夫「『横網町公園』の内容について」
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)