2014 Fiscal Year Annual Research Report
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22530193
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
福田 進治 弘前大学, 人文学部, 教授 (00322925)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 経済学史 / 古典派経済学 / リカード |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、スラッファ編『リカードウ全集』刊行(1951年-1973年)以来の日本のリカード研究と欧米のリカード研究の状況を比較することを通して、両者間の異同、各々の特色を解明することである。このために平成25年度は、前年度までの作業を受けて以下の作業を行った。
(a) 前年度に引き続き、研究課題に関連する資料・文献の調査・収集を実施した。また、経済学史学会全国大会(2014年5月24日-25日)、経済学史学会関西部会(2014年11月22日)マルサス学会(2014年6月28日-29日)リカードウ国際会議(2014年9月11日-12日、2015年3月6日-8日)他の機会を利用して、内外の研究者からの情報収集に努めた。 (b) 前年度に引き続き、最近20年間の研究史に焦点を絞り、日本のリカード研究と欧米のリカード研究に関連する資料・文献の包括的な整理・検討を実施するとともに、当該年度はとくに羽鳥卓也のリカード研究に焦点を当て、羽鳥による経済学史研究の方法論、スラッファのリカード解釈の批判、リカードの労働価値理論の研究を検討しながら、羽鳥が日本のリカード研究史に与えた広範な影響を明らかにした。 (c) 以上の研究の成果に関する論文を執筆し、『人文社会論叢』第33号に発表するとともに、第50回経済思想研究会(2015年2月7日)において、口頭発表を行った。また、前年度の研究成果だったリカードの経済学の普及過程に関する邦語論文を改訂し、あらためて英語論文として発表した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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