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2010 Fiscal Year Annual Research Report

八郎湖における環境資源と外来生物規制の影響評価

Research Project

Project/Area Number 22530231
Research InstitutionAkita Prefectural University

Principal Investigator

嶋崎 善章  秋田県立大学, システム科学技術学部, 准教授 (40454772)

Keywords八郎湖 / 環境経済学 / 旅行費用法 / バス / レクリエーション価値 / 規制影響評価
Research Abstract

この研究は、秋田県八郎湖を事例として、環境資源の価値と外来生物法が環境資源の価値に及ぼす影響を、経済学的立場から評価することを目的に3年間の研究プロジェクトとして始められた。研究初年度にあたる平成22年度は、八郎湖の現在の環境価値の定量化に先駆け、当事者適確性(誰についての価値を計算するか)を決定するために、八郎湖の歴史、自然、人々の暮らしに関する基礎調査を行った。基礎調査は、次年度の環境価値評価を適正に行うための準備調査という位置づけで、自然科学、社会科学、及び人文科学等様々な角度から八郎湖の現状を調べた。
調査の結果、八郎湖の環境の受益者は大きく分けて、レクリエーション目的の釣り人とその人々に物品やサービスを提供する事業者のほか、漁業者、八郎湖の存在そのものに価値を見出す近隣住民の3者に大別されることがわかった。研究は今後、主にこの3者に対して行われることになる。初年度はさらに、次年度からのアンケート本調査に先駆け、試験的に小規模で行う予備調査を実施した。八郎湖のバス釣りは基本的に5月上旬から10月上旬までの約5ヶ月間であり、9月に予備調査を行った。あいにく天候に恵まれず、予備調査は十分とはいえなかったが、本調査に盛り込むべき質問や方法に関しては十分な知見が得られた。バスの増加が間接的な影響を与えたであろうと考えられる冬場のワカサギ釣りも、2月に現地で予備的アンケート調査を行った。この調査も、湖面氷結の時期を推測するのが困難で十分な調査とはならなかったが、八郎湖のレクリエーション利用価値の評価という観点からは考慮すべきものであることが判明した。
周辺事業者を対象に行った聞き取り調査では、県外からのレクリエーション目的での潜在的利用者が多数いるであろうことが推測され、次年度にはそのような潜在的利用者を含めた広範囲なアンケート調査も必要なことが確かめられた。

URL: 

Published: 2012-07-19  

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