2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22530231
|
Research Institution | Akita Prefectural University |
Principal Investigator |
嶋崎 善章 秋田県立大学, システム科学技術学部, 准教授 (40454772)
|
Keywords | レクリエーション価値 / 旅行費用法 / 規制影響評価 / 環境経済学 / 八郎湖 / 支払意思額 / 仮想市場法 / バス |
Research Abstract |
この研究は、秋田県八郎湖を事例として、環境資源の価値と外来生物法が環境資源の価値に及ぼす影響を、経済学的立場から評価することを目的に3年間の研究プロジェクトとして始められた。平成 22 年度は、八郎湖の歴史、自然、人々の暮らしに関する基礎調査、および次年度行うアンケート本調査に先駆け、試験的に小規模で行う予備調査を実施した。 平成 23 年度は八郎湖のレクリエーション価値の本調査を行った。調査は、現地におけるアンケートを数回行う予定であったが、店舗来客人数等の代替データ使用で調査回数の削減ができることが判明し、調査を一回のみ行った。一方、非訪問者にも調査範囲を拡大することでより詳細な価値評価につながることが期待されたため、新たに現地訪問者以外にもアンケート調査を行った。アンケート調査で得られたデータは主に旅行費用法を用い、八郎湖のレクリエーション価値を試算した。 推定された利用価値は2011年のGW期間中に限れば平均値ベースでは約11百万円であった。県の調査および釣具店データを基にした2003年の推定値との比較では、2011年はGW期間で約5割(21百万円→11百万円)から約8割(48百万円→11百万円)の減少が見られた。また、釣具店データによる年間推定値では、平均値ベースで2003年から2011年の間に環境価値は3分の1以下(6.1億円→1.8億円)に減少した。レクリエーション価値の減少は外来生物規制法の施行時期と重なり、その潜在的な強い影響が推測された。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初、複数回の現地調査を実施しデータ分析を行い、調査取りまとめを行う予定であったが、現地商店の店舗来客人数等の代替データ使用で調査回数の削減ができることが判明し、計画を変更した。代わりに、現地訪問者以外にもアンケート調査範囲を拡大する必要性が判明し、そのように計画し実行した。
|
Strategy for Future Research Activity |
基本的には当初の計画通り研究を進める。
|
Research Products
(1 results)