2012 Fiscal Year Annual Research Report
高等学校「進路多様校」におけるキャリア教育の課題についての実態調査研究
Project/Area Number |
22530876
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
児美川 孝一郎 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (50287835)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | キャリア教育 / 進路多様校 / 高等学校 |
Research Abstract |
これまでの研究においては,大阪府内の公立高校,地元企業,地域における子ども・若者支援機関,高校にスタッフ派遣を行なっているNPO等にヒアリング調査を行ってきた。 その結果,以下のような知見を得ることができた。①偏差値ランクで見ると「中の下」から「下」に位置する高校は,かなりの数の中退者を出しており,その幅は,10数名~100名規模にまで及ぶこと。②高校中退の背景にあるのは,学校の教育力の問題以前の,出身家庭の生活破壊,貧困,小学校時代からの低学力,学習意欲の喪失,高卒の価値の低下(卒業しても就職できない)といった諸要因であること。③同時に,大阪府の公立高校の場合には,府教委の教育施策,とりわけ学区拡大の影響を受けていること。④中退問題へのアプローチは,教育と福祉と就労支援が連携するスキームを必要とするが,そうした実践的取り組みは,スクール・ソーシャルワーカーの派遣等,端緒的に行われているのみであること。⑤不登校ぎみの生徒,高校中退者に対する支援には,学校の手が届いていないため,地域レベルでの子ども・若者支援機関が,そうした若者への支援を行なっていること,である。 こうした実態調査の結果を踏まえ,これまでの研究のまとめとして,今日の高校教育に求められる課題と支援のあり方について共同討議を行い,研究成果報告書を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)