2012 Fiscal Year Annual Research Report
言語活動を取り入れた活用型音楽学習の開発と評価-創作表現の日米授業比較をもとに-
Project/Area Number |
22530958
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
時得 紀子 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (30242465)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 博之 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20207137)
村川 雅弘 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (50167681)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 活用型音楽学習 / 言語活動 / 創作表現 |
Research Abstract |
我が国における小学校「音楽づくり」・中学校「創作」の領域である、創作表現に焦点を当て、日米の学校音楽における実践場面を踏まえながら、幅広い表現活動の可能性を探る調査研究に取り組んだ。国内では主として東京、新潟、米国では東海岸の公立学校の研究先進校における、言語活動を取り入れた活用型音楽学習の優れた実践を抽出し、授業分析対象とした。 日米共に授業時における活動のパフォーマンス評価や授業後の意識調査から、子どもの表現力や意欲の高まり、協働による探究に伴う言語活動の活性化の場面等に着目し、質的分析を加えるなどして考察した。大要として、協働での身体表現活動の実践により、言語活動の語彙が一層活発化する傾向が認められた。すなわち、創作表現の探究の高度化と同時に、抽象的表現を言語に置き換え他者と共有する過程で、コミュニケーションの活発化が促されるという傾向が明らかとなった。 成果発表としてH24年7月 国際音楽教育学会(ISME)ギリシャ世界大会誌にフル・ペーパーでの掲載(査読あり)、並びに同大会口頭発表に採択された。9月、日中教師教育国際学会北京大会、及び同9月、韓国ソウル市開催の幼児教育国際学会においていずれも大会誌フル・ペーパー採択(査読あり)並びに口頭発表を行ない、国際的レヴェルでも世界各国の研究者に発信、国際レヴェルの研究交流にも貢献した。国内ではH24年7月 日本カリキュラム学会 全国大会(於:中部大学)課題研究 委嘱パネリストとして及び、10月 日本音楽教育学会 東京大会(全国大会)での成果発表、H25 2月上越教育大学研究紀要、 3月 同学校教育センター紀要に論文掲載により成果を発信した。 平成19-21年度の継続研究としての本研究は、総計6年間に亘って科研研究成果を国内外にあまねく発信してきた。この実績を引き継いだ本最終年度も、順調に課題を進展させることができたものと捉える。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)