2012 Fiscal Year Annual Research Report
日韓音楽教育関係史に関する総合的研究-1945年8月以降から現在までを中心に-
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22530972
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
藤井 浩基 島根大学, 教育学部, 准教授 (50322219)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 日韓 / 音楽教育 / 関係史 / 韓国音楽 |
Research Abstract |
本研究は,1945年から現在に至る期間の日韓音楽教育関係史を,総合的にまとめることを目的としたものである。具体的には,1945年8月から現在までの韓国の音楽教育史を整理し,その上で,音楽教育をめぐる日韓両国の関わりを,音楽教育の基礎研究や研究・教育交流事例を通して明らかにし,関係史の構築をめざした。 平成24年度は,最終年度であり,これまでの研究成果を基盤に,現在,急激に変わりゆく韓国の音楽教育の最新動向を,日本との関係史の視点からとらえ,成果公開,情報発信を行った。主なものとして次の2つをあげる。 平成24年11月,韓国・仁川で開催されたアジア経済共同体フォーラム2012において,参加団体である(社)韓国芸術教育学会より招待講演を依頼され,「日本における多文化教育と韓国音楽の学習―その変遷と課題―」と題して講演を行った。日本における韓国音楽の学習の変遷と現状について,韓国で重要な教育課題となっている多文化教育の視点から検討し,情報提供してほしいとの主催者の依頼に応じたものである。詳細な内容は論文として事前に寄稿し,同フォーラムのために作成された論文集に掲載された。 平成25年3月,米国サンディエゴで開催されたAssociation for Asian Studies 2013 Annual Conferenceでは,“Singing Sakura Sakura and Asianizing Japan: Music Education and Multiculturalism in Contemporary South Korea”と題し,口頭発表を行った。ここでは,2010年に韓国の初等学校第3学年の音楽教科書(国定)に掲載された日本の歌「さくらさくら」について,導入の背景と過程を,韓国の多文化教育の動向と日本との音楽教育関係史・交流史の視点から分析した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] 日本における多文化教育と韓国音楽の学習―その変遷と課題―2012
Author(s)
藤井浩基
Organizer
Asia Economic Community Forum 2012 KAES (Korean Arts Education Society) Incheon International Symposium
Place of Presentation
Hyatt Regency Incheon, Korea
Year and Date
20121107-20121108
Invited