2012 Fiscal Year Annual Research Report
社会的相互作用に基づく算数・数学の授業構成に関する認識論的・記号論的研究
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22530975
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
山口 武志 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (60239895)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 社会的相互作用 / 算数・数学科授業 |
Research Abstract |
平成24年度の研究では,平成23年度に引き続き,社会的相互作用に関する理論的研究に取り組んだ。また,実践的研究としては,小学校における算数の授業観察を通じて,社会的相互作用の視座から,特定の教材の指導上のポイントを分析した。平成24年度の研究成果の概要は,下記の通りである。 理論的研究としては,構成主義的アプローチと対比しながら,慣例的な表記の役割を重視している社会文化主義的アプローチにおける社会的相互作用の機能や役割を考察した。その成果については,「算数・数学教育における社会的相互作用に関する認識論的研究-社会文化主義的アプローチにおける社会的相互作用に関する考察-」と題する論文として公表している。 また,先行研究などの考察を通じて,社会的相互作用を重視する算数・数学科の授業においては,「数学的意味と表現の相互発達」が重要な視点になることを指摘した。その詳細については,「数学教育における認識論と授業実践との架橋をめぐる課題-「数学的意味と表現の相互発達」を中心に-」と題する論文として学会発表を行っている。本論文においては,上述の「数学的意味と表現の相互発達」という理論的視座から,小学校第2学年の「2けたのたし算」に関する指導上の課題や困難性を具体的に指摘するとともに,「2けたのたし算」に関する授業の改善案を提案している。 実践的研究としては,小学校第3学年における「かけ算の筆算」に関する授業を対象としながら,かけ算の意味の発達の様相を分析するとともに,かけ算の意味の発達とかけ算の筆算の導入の適時性との関係について検討した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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