2012 Fiscal Year Annual Research Report
要支援・要介護高齢者の心身機能と生体リズムに対するリハビリテーション介入の影響
Project/Area Number |
22570226
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
石川 隆志 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20241680)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津軽谷 恵 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50333943)
湯浅 孝男 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90241679)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 要支援高齢者 / 要介護高齢者 / 心身機能 / 生体リズム / リハビリテーション |
Research Abstract |
要支援および要介護高齢者に対するリハビリテーション(リハ)介入と介護サービス内容が,対象者の心身機能や生体リズムに与える影響を明らかにするため,心身機能評価および生体リズム評価と生活時間構造評価を,医院および老人保健施設のリハ関連職員,対象者へのインフォームドコンセントの手続きを経て実施した. 連続的携行型行動量計(行動量計)による生体リズム測定が可能だった対象者は65名(男性20/女性45名,医院45/老健施設16/在宅4名),平均年齢84.5±5.5歳であった.対象者の診断名は呼吸器疾患,循環器疾患,骨関節疾患,消化器疾患,脳血管疾患,代謝内分泌疾患等で,FIM平均は82.6±27.2点,HDS-R平均は18.9±6.8点,1週あたりのリハ介入時間平均は457.7±219.5分,介入頻度は医院で週5回,介護老人保健施設は1~3回であった.介入内容は筋力増強,基本動作訓練,ADL訓練,耐久性向上訓練,趣味活動の提供等であり,介護スタッフによる生活への介入はADL介助に限られていた.行動量計による1日平均行動量は69447.2±57705.0カウントであり,在宅より老健,老健より医院が少なく,著しい低活動状態を示していた.また,要介護度が重度程1日平均行動量は少なかった.その他の評価では,握力が12.9kg(28人),BBSが28.7/56点(31人),MFTが24.6/32点(31人),老研式活動能力指標が4.2/13点(28人)であった.生活時間構造評価結果から入院入所者の活動内容はADLとリハ以外の時間は臥床,テレビ,ラジオ視聴などであった.以上より,入院入所環境が低活動状態を引き起こしやすいことを,介護職員に理解してもらい,リハ時間以外の生活場面への介入,対象者のニーズを踏まえた生活構造の再構築,役割再獲得のための支援を介護職員と連携して行う必要性が示唆された.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)