2010 Fiscal Year Annual Research Report
建設廃棄物を用いた透水性セメント複合材に関する研究
Project/Area Number |
22580271
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
保世院 座狩屋 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 准教授 (10314139)
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Keywords | 使用済み材料 / リサイクル骨材 / コンクリート / レキ / 煉瓦 / 木材チップ / カーボン繊維 / セメント複合材 |
Research Abstract |
大きさとパーセントの異なる4種類のカーボン繊維セメント複合材パネルを用いた実験からそのたわみ強度を調査し、補強材の影響を調べた。その結果、パネルの亀裂発生や最大応力は補強材の増加とともに増大すること、その増加3mmのカーボン繊維より6mmのカーボン繊維の方が大きいこと、荷重~たわみ関係は3mmと6mmの方が急激な変化を示すのに対して、3mmと6mmの組合せュの方は滑らかな関係になることが観察された。 4種類のリサイクル骨材、即ち、コンクリート、レキ、煉瓦及び木材チップの使用済み材料を用いたセメント複合材の力学的性状を調べた。骨材の種類とは無関係にヤング率と圧縮強度の関係から得られた定数はACI式より低い値を示した。一方、圧縮強度と引張強度関係では骨材の種類によって異なる値となった。今回提案した圧縮強度からヤング率や引張強度を求める推測式は実用的に十分有効であることが明らかとなった。
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Research Products
(5 results)