2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22590296
|
Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
永井 尚子 愛知医科大学, 付置研究所, 助教 (00367799)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木全 弘治 愛知医科大学, その他部局等, 名誉教授 (10022641)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | ヘパラン硫酸 / Hs6st2 / FGF21 / 褐色脂肪細胞 / Ucp1 / エネルギー代謝 |
Research Abstract |
平成24年度において、申請者は野生型マウス、Hs6st2ノックアウトマウス(Hs6st2 ko)から単離した褐色脂肪組織、褐色脂肪組織より単離した前褐色脂肪細胞分化細胞を用いてヘパラン硫酸6-O-硫酸基含有量の低下がAngptl6あるいはFGF19, FGF21のシグナル伝達を低下させている可能性を検討した。Angptl6としては、Invitrogen社のFreeStyle 293 Expression Systemを用いFLAGタグを付けたAngptl6を発現させ、培養上清からanti-FLAG M2 gel(Sigma社)を用いて精製したものを用いた。FGF19, FGF21は市販されているリコンビナントタンパク質を使用した。単離した前褐色脂肪細胞分化細胞を用いた場合、Hs6st2 ko由来細胞で野生型マウス由来細胞に比較してp42/p44 MAPKのリン酸化がわずかに低下する傾向が観察されたが、有意差は得られなかった。また、FGF19, FGF21に関しては以前の結果同様、前褐色脂肪細胞分化細胞でp42/p44 MAPKのリン酸化が低下することが確認されたので、さらに褐色脂肪組織のUcp1タンパク質発現量をウエスタンブロットで確認した。同タンパク量中に含まれるUcp1タンパク質はHs6st2 koにおいて有意に減少していたが、β-actinタンパク質発現量で補正すると有意差はなかった。単離した前褐色脂肪細胞分化細胞を用いた場合、Ucp1タンパク質はHs6st2 ko由来の細胞で有意に減少していた。 Hs6st2 koにおける甲状腺ホルモン低下の原因を検討するため、野生型マウス、Hs6st2 koより甲状腺組織を単離し、パラフィン切片上でのTSH結合能を比較検討したが、バックグランドが高く定量には至らなかったため、今後凍結切片を用いて検討する必要があると考えられた。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(1 results)