2012 Fiscal Year Annual Research Report
患者情報サービスとしての病院患者図書館を中心とした医療諸問題解決策の構築
Project/Area Number |
22590456
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
前田 稔 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (20376841)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 病院患者図書館 / 患者への情報提供 / 図書館 / 公立図書館との連携 / インフォームドコンセント |
Research Abstract |
近年、院内の患者情報サービス拠点としての「病院患者図書館」が増えつつある。図書を通じ、患者自身が疾患の情報を得、学ぶことで、スムーズな治療や医師との信頼関係など二次的産物をもたらし、セカンド・オピニオンの役割も果たすと期待されている。本研究では、これまでの病院患者図書館における研究成果を元に、更に大きな枠組みで医療全体に及ぼす影響や可能性を研究・提案し、社会に貢献することを目的として、各種調査活動を行ってきた。 今年度実施した研究内容としては、各種の病院患者図書館へ実地調査を行った。また、有床の病院への全国的なアンケート調査に関する発送作業に着手した。アンケート調査の内容としては、院内における患者向けの本棚の有無、患者向け図書と関わっている者、病院内の本棚や図書室の利用対象とサービス、患者向けの資料の種類、施設で所蔵する図書の冊数、図書係(司書・事務職員)の資料提供や医療チームなどへの参加形態、病気の情報提供のサービスの有無と形態、図書や紙による感染例と対策、について往復はがきで設定した。集計および返信された内容についての詳細調査については平成25年度に引きつづき行う。ま 研究開始年度にはまだ一般化していなかった、患者への図書の提供も、現在では珍しくなくなったといえ、単に形式的に図書を揃えるだけの段階から、患者の満足へとつながるしくみづくりへと、発展しつつある現状が理解できるに至った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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