2012 Fiscal Year Annual Research Report
食行動、身体活動、社会心理要因とメタボリックシンドローム発症に関するコホート研究
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22590625
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Research Institution | 財団法人大阪府保健医療財団 大阪がん循環器病予防センター |
Principal Investigator |
木山 昌彦 財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病予防, その他部局等, その他 (10450925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今野 弘規 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90450923)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 食行動 / 社会心理要因 / メタボリックシンドローム / コホート研究 |
Research Abstract |
平成19年度に秋田県井川町と、大阪府八尾市南高安地区の住民健診を受診し、その後平成23年度まで複数回健診を受診した、30~69歳(平成19年度)の男性875名、女性1758名を対象として、自覚的ストレスならびに食行動(おなかいっぱい食べる、朝食欠食、毎日の間食・夜食、就寝前摂食)が、4年間の体重変化に与える影響について分析した。自覚的ストレスについては、健診時の問診において「仕事上または生活上でストレスを感じることがありますか」という問いに「おおいにある」「かなりある」と回答した者を「ストレス有」とした。また食行動についても、同様に問診で「ついついおなかいっぱい食べる方ですか」「朝食を抜くことがよくありますか」「間食または夜食をほぼ毎日とりますか」「夕食後1~2時間以内に床につきますか」に「はい」と答えた者を、「おなかいっぱい食べる」「朝食欠食」「毎日の間食・夜食」「就寝前摂食」の食行動を行っている者とした。 その結果、ストレス「あり」の者は「ない」者に比べ、男女とも平均年齢が若く、運動習慣のある者の割合が低かった。また男性では、毎日の間食・夜食の割合が高かった。女性では、就寝前摂食の割合が高かった。 4年間の体重変化について分析した結果、男性の「おなかいっぱい食べる」ことをしていない者で、経年的にBMI増加が認められたが、「おなかいっぱい食べる」ことをしている者では認められなかった。また、ストレスやその他の食行動と、BMIの変化への関連性は認められなかった。さらに、ストレスの有無別に食行動とBMI変化との関連を分析した結果、女性ではストレスがあり、「毎日の間食・夜食」をしない者で、BMIの増加が認められたが、「毎日の間食・夜食」をする者では、顕著な増加はみられなかった。今回、先行研究のようなストレス曝露による食行動が肥満の助長因子となる結果は得られなかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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