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2011 Fiscal Year Annual Research Report

リン酸化プロテオーム解析による白血病細胞のリン酸化異常の解明および治療への応用

Research Project

Project/Area Number 22591168
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

嶋田 博之  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80265868)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉原 宏樹  慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (90348706)
嶋 晴子  慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80424167)
Keywords癌 / 生体分子 / プロテオーム / リン酸化 / 白血病
Research Abstract

IKZF1遺伝子欠失によって生じるシグナル伝達異常を明らかにするために、慶大小児科で保存されているB前駆細胞型急性リンパ性白血病(BCP-ALL)の69症例の白血病細胞を用いてMLPA法(Multiplex Ligation-dependent Probe Amplification)によりIKZF1遺伝子欠失の有無を解析した。その結果7症例にIKZF1欠失を認めた。この結果はBCP-ALLですでに知られているIKZF1欠失の頻度と同様であった。さらに、日本白血病リンパ腫研究グループの協力を得て、フィラデルフィア染色体陽性ALL27例の白血病細胞を用いてMLPA法によりIKZF1遺伝子欠失の有無を解析したところ、約85%にIKZF1欠失を認め、この結果もフィラデルフィア染色体陽性ALLで知られているIKZF1欠失の頻度と同様であった。これらの結果をもとに、リン酸化タンパク質の同定ならびにリン酸化部位の同定を行い、IKZF1遺伝子欠失の有無によるリン酸化の変化を検討する。また、IKZF1遺伝子欠失によるリン酸化の変化を患者白血病細胞から得られた結果と比較するために、レトロウィルス感染系を用いてBリンパ球細胞株にIKZF1欠失変異体の導入を試みた実験を行っているが、まだ良い結果が得られていない。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究分担者および研究連携者の異動があり、解析を休止した時期があった。

Strategy for Future Research Activity

研究体制が整ったため、研究計画を変更せず遅れを取り戻すことが可能である。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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