2012 Fiscal Year Annual Research Report
自殺に影響を与える要因の多角的検討:水道水に含まれる微量なリチウムを中心に
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22591264
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
石井 啓義 大分大学, 医学部, 助教 (00555063)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺尾 岳 大分大学, 医学部, 教授 (80217413)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 自殺 / リチウム / 水道水 / 人間生活環境 / 水資源 |
Research Abstract |
私どもは微量なリチウムの抗自殺効果に注目し、研究を重ねてきた。平成22年、平成23年に引き続き平成24年度も九州全域の水道水中リチウム濃度を測定していった。九州全域の118市すべてにおいて総数297件にのぼる水道水リチウム濃度のデータを得た。複数の測定点がある場合には、先行研究にならい、その平均値を代表値とした。これらの検体中の水道水中リチウム濃度は0.1~48 μg/Lの間に分布しており、地域差の大きなことが再確認された。水道水リチウム濃度は大分県が最も高く、鹿児島県、宮崎県、福岡県、佐賀県、長崎県、沖縄県と続いた。 九州全市で採取後、自殺に関連する可能性のある年間日照量や年間平均所得、年間失業率、精神科医療機関の数なども調査し、これらの要因で補正しつつ解析を行うことで、本当に水道水中リチウム濃度と自殺率の間に負の相関があるかどうかを検討した。 大分県、佐賀県、長崎県では、自殺率と水道水リチウム濃度が有意な負の相関を有した。しかし、鹿児島県、宮崎県、福岡県、沖縄県では相関を認めなかった。 今後は研究のフィールドを日本全域へ広げ、どの県で水道水リチウム濃度と自殺率に負の相関があるのか、なぜ県によって相関が生じるところと生じないところがあるのかを検討していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)