2012 Fiscal Year Annual Research Report
類洞内皮細胞を標的とした肝硬変治療薬の創薬―肝線維化の細胞学的機序に関する研究
Project/Area Number |
22591507
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
富川 盛雅 九州大学, 大学病院, 准教授 (60325454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤星 朋比古 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20336019)
神代 竜一 九州大学, 大学病院, 医員 (10631591)
長尾 吉泰 九州大学, 大学病院, 医員 (70608968)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 肝硬変 / 肝線維化 / 類洞内皮細胞 / EndMT |
Research Abstract |
【研究の目的】心臓の線維化には、血管内皮細胞の線維芽細胞への変容(endothelial-to-mesenchymal transition; EndMT)が関与している可能性が示されている。類洞内皮細胞を多く含む肝臓においても、EndMTが肝線維化の機序の一翼を担っているとの仮説を立てた。その仮説を動物実験により証明すると共に、肝硬変に対する新たな治療薬を開発する糸口を見つけ出すことを目的とする。 【マウス肝硬変モデルにおけるEndMTの検討】Tie2-Cre,CAG-CAT LacZダブルトランスジェニックマウス(Tg_LacZ mice)より特異度が高いTie2-Cre, CAG-CAT GFPダブルトランスジェニックマウスモデル(Tg-GFP mice)の構築に成功し、前年までと同様に、内皮細胞由来の細胞がEndMTにより間葉系の細胞へと性質が変容し、肝線維化に何らかの役割をはたしているのかどうかを以下の項目において検討した。 (1) Tg-GFP miceより類洞内皮細胞を遠心分離法により採取し、内皮細胞におけるGFPの発現および動態を検討した。Vitroの実験において、EndMTの主なmediatorと考えられているTGF-βの刺激により、EndMTが実際に起こる現象を捉えた。 (2) Tg-GFP miceを詳細に検討したところ免疫細胞(Kupffer細胞、リンパ球など)にもGFPが発現することを確認した。よって免疫担当細胞からのGFPの発現を除外するため、wild type miceの骨髄細胞をTg-GFP miceに移植したモデル(BMT_wt to Tg)を新たに構築し、肝硬変(四塩化炭素12週投与)を作成し、肝線維化の過程でEndMTが誘導されるかどうかを検討した。Vivoの実験系では肝線維化の過程においてEndMTの現象を捉えることができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Quality of life after laparoscopy-assisted pylorus-preserving gastrectomy: an evaluation using a questionnaire mailed to the patients.2012
Author(s)
Tomikawa M, Korenaga D, Akahoshi T, Kohshi K, Sugimachi K, Nagao Y, Tsutsumi N, Takenaka K, Kakeji Y, Hashizume M, Maehara Y.
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Journal Title
Surg Today
Volume: Jul;42(7)
Pages: 625-32
Peer Reviewed
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