2012 Fiscal Year Annual Research Report
マクロライドによる「ステロイド減量効果」と難治性副鼻腔炎の新しい治療法の研究
Project/Area Number |
22591901
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
松根 彰志 日本医科大学, 医学部, 教授 (00253899)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吾妻 安良太 日本医科大学, 医学部, 教授 (10184194)
大久保 公裕 日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10213654)
砂塚 敏明 北里大学, その他の研究科, 教授 (30226592)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 難治性副鼻腔炎 / マクロライド / ステロイド / プライミング効果 |
Research Abstract |
難治性副鼻腔炎である好酸球性副鼻腔炎(ERS)を含む副鼻腔炎の鼻茸由来の培養上皮細胞の実験系を確立した。そして、TNF-αなどの刺激による、杯細胞の増加やVEGF,IL-8,TGF-βなどの炎症性サイトカイン産生とそれらのステロイド(DEX:デキサメサゾン)やマクロライド(CAM:クラリスロマイシン)などによる抑制効果を検討した。また、好酸球英副鼻腔炎の術後症例に対する鼻噴霧用ステロイドやマクロライド内服の単独、あるいは併用効果についても検討できた。 ERS由来の培養鼻茸上皮細胞では、通常の副鼻腔炎(NERS)の場合と比べて、CAMによる炎症性サイトカイン産生抑制効果は比較的乏しい。一方でDEXによる効果は、ERSあるいはNERSのどちらの由来の培養上皮細胞に対しても炎症性サイトカイン産生抑制効果は認められた。また、ERSにおけるCAMのDEXの増強効果(priming)は症例によりばらつきが認められた。つまり、priming効果が比較的明らかに認められる培養上皮細胞と明らかには認められない培養上皮細胞とがあった。 臨床的検討では、ERSの術後症例で鼻噴霧用ステロイド単独とさらにCAMの少量長期投与を加えた場合とで再発率に差が出るかどうかの検討を開始したが、症例数が十分でなくさらに検討を続ける必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(18 results)