2012 Fiscal Year Annual Research Report
歯周病と血管内皮機能障害の相互作用におけるRhoキナーゼの役割と阻害剤の効果
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22592338
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
林田 秀明 長崎大学, 大学病院, 講師 (20238140)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 俊行 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (10170515)
古堅 麗子 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (90253674)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 歯周病原細菌 / 血管内皮細胞 |
Research Abstract |
In vitroで歯周病原細菌およびその構成成分であるLPSで培養ヒト血管内皮細胞を刺激した。定量的PCRおよびEnzyme-linked immunosorbent assay (ELISA)またはウェスタン法によりタンパク質発現量を解析した結果、Porphyromonas gingivalis LPSはRhoキナーゼ関連遺伝子の発現に影響する可能性が示唆された。 メタボリック状態の血管内皮細胞におけるPgLPSの影響について評価した。高グルコース、酸化LDL、あるいはレジスチン存在下での血管内皮細胞に対してPgLPSはROCKの発現およびNOSの発現に対して影響が認められなかった。ROCKインヒビターの影響をについては、ROCK遺伝子の抑制状態ではPgLPSの刺激があってもeNOSおよびiNOSの発現には大きな変化がみられなかった 歯周病関連細菌およびそのLPSは血管内皮細胞に対してRhoキナーゼに関連する遺伝子の発現を誘導する可能性が示唆されたものの、歯周病関連細菌およびLPS単独での作用は非常に弱く、再現性が予想よりも高くなかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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