2010 Fiscal Year Annual Research Report
新規呼吸器感染症菌検出法の要介護高齢者への応用およびその口腔状況からの検討
Project/Area Number |
22592348
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
関 みつ子 日本大学, 歯学部, 助教 (20226640)
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Keywords | 感染症 / 細菌 / 高齢者 / 検出方法 |
Research Abstract |
呼吸器感染症菌として代表的なStreptococcus pneumoniae、Haemophilus influenza serotypeb(Hib)について迅速・精確で簡便な定温核酸増幅検出方法(Loop mediated isothermal Amplification method:LAMP法)のプライマーを開発し、臨床サンプルに応用した場合の検査の正確性および有用性について、韓国ソウルの国際ワクチン研究所(IVI:International Vaccine Institute)の研究協力者2名(Dr Paul Kilgore,Translational Research DivisionおよびDrDong Wook Kim,Lab Division)の協力により評価を行った。その結果、開発された方法の有用性が確認され、その成果はStreptococcus pneumoniaeについて学会発表1件を行い、Hibについて現在海外専門誌に論文投稿中である。髄膜炎菌Neisseria meningitidisの検出方法開発については次年度も引き続き行う予定である。 要介護高齢者への口腔ケア介入、口腔内細菌に関するサンプリングおよび関連情報の収集はすでに終了し、現在解析中である。解析成果の一部は学会発表3件を行い、現在海外誌にも論文投稿中である。 さらに、要介護高齢者の口腔内インプラント治療の状況調査については、連携研究者の本学・歯学部・萩原准教授が現在取り組んでおり、次年度においても引き続き行われる予定である。
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Research Products
(4 results)