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2012 Fiscal Year Annual Research Report

話し手としての看護学生のコミュニケーション技法が聞き手の自律神経系に与える影響

Research Project

Project/Area Number 22592364
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

上野 栄一  福井大学, 医学部, 教授 (60262507)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords看護学生 / 治療的技法 / コミュニケーション技法 / 主観的評価 / 客観的評価
Research Abstract

本研究は、看護系大学の学生を対象に、話し手としての看護学生のコミュニケーションの治療的技法を用いた場合と非治療的技法を用いた場合の聞き手への自律神経系及び感情に与える影響について明らかにすることを目的とした。
本研究を進めるにあたり、話し手が治療的技法を用いた場合の受け手の主観的評価と客観的評価について、POMS、VAS、心拍ゆらぎリアルタイム解析システム(HF、LF、LF/HF、心拍数を測定)、快度測定(VAS)を用いた。分析対象は4看護系大学の学生120名を対象に有効データの得られた101名を分析対象とした。結果、治療的技法を用いた場合の対象者の快度は非治療的技法を用いた群よりも有意に高い値を示した。また、感情評価では治療的技法を用いたPOMSの「抑うつ」「活気」「怒り」「疲労」「緊張」「混乱」及びTMDが非治療的技法を用いた場合より有意に低い値を示し、「活動」に関しては、治療的技法を用いた場合は非治療的技法を用いた場合よりも高い値を示した。
自律神経系非治療的技法を用いた場合のLF/HFは、治療的技法を用いたよりも有意に高くなっていた。心拍数でも、非治療的技法を用いた場合は有意に増加していた。感情評価では、治療的技法を用いた場合と非治療的技法を用いた場合では、下位概念「抑うつ」「活気」「怒り」「疲労」「緊張」「混乱」の得点に有意な差がみられた。以上のことから、話し手が治療的技法を用いた場合と非治療的技法を用いた場合とでは自律神経系と感情には明らかな違いがみられた。
以上のことから、治療的技法を用いることで,快度が増加し、不安感などが軽減し、信頼関係の構築に有用であることが示唆され、また、本研究結果からは、生理的・心理的にも治療的技法を用いることはリラクセーション効果にも有効であることが示唆された。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 話し手としての看護学生のコミュニケーション技法が聞き手の自律神経に与える影響

    • Author(s)
      上野栄一
    • Organizer
      第38回日本看護研究学会学術集会
    • Place of Presentation
      沖縄
  • [Presentation] 話し手としての看護学生のコミュニケーション技法が聞き手の自律神経系と感情に与える影響

    • Author(s)
      上野栄一
    • Organizer
      第32回日本看護科学学会学術集会
    • Place of Presentation
      東京

URL: 

Published: 2014-07-24  

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