2013 Fiscal Year Annual Research Report
脳卒中予防医療におけるドック診療と外来診療の看護活動連携プログラムの構築
Project/Area Number |
22592442
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Research Institution | Senri Kinran University |
Principal Investigator |
山本 直美 千里金蘭大学, 看護学部, 教授 (70305704)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
登喜 和江 梅花女子大学, 看護学部, 教授 (00326315)
澁谷 幸 神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (40379459)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 脳卒中 / 無症候性脳血管障害 / 看護活動 / 包括的看護 |
Research Abstract |
平成25年度の研究活動は、脳卒中医療に関わる看護師の看護活動の検討を中心に実施した。現在、無症候性脳血管障害患者(以下、無症候性患者)の看護は、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師(以下、認定看護師)と脳神経外科病棟やSCU(Stroke Care Unit)に勤務する者である。したがって、本調査は広く脳卒中ケアに携わっている看護師92名に実施し、59名からの有効回答を分析対象とした。調査の結果、無症候性患者と関わった経験は76.3%。無症状での病変の発見は患者にとってラッキーであり、良い傾向と受けとめている看護師は74.6%。しかし、良い傾向とした看護師は自然経過観察を選択した患者への心理的サポートに関心が高く(p<.05)、経験が長いほどその傾向が強かった(p<.01)。看護活動の関心事は、自然経過観察の場合、「心理的サポート」「発症時(破裂時)の救急対処」「脳卒中予防への生活改善」「血圧の自己管理」「自覚症状への注意」の順で、予防的手術の場合、「後遺症出現時の精神的ケア」「後遺症出現時の身体的ケア」「急性期の看護」「術後の脳卒中再発への注意・生活指導」の順となった。看護活動の連携は、精神的サポート、後遺症を残した患者・家族のサポート、定期健診や生活指導、無症候性患者のネットワークの充実など、活動の必要性が確認された。特に、自然経過観察患者は増加しているため、外来看護でのフォローやその後の社会生活のフォローが必要であり、予防的手術患者には、急性期看護に続き、回復期、後遺症を抱え社会生活の支援など看護活動は多岐に渡ることが確認された。その場合、在宅看護を巻き込み、コメディカルとの連携も必要である。特に自然経過観察患者の看護活動に関して、その必要性が大きいことも示唆され、外来と在宅看護の連携プログラムの提案が求められる。引き続き、脳卒中ケア研究会を活用し、調査を継続する。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)