2010 Fiscal Year Annual Research Report
地域在住後期高齢者への自立促進ケアプログラムの導入とその効果の縦断的検証
Project/Area Number |
22592613
|
Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
薬袋 淳子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (10445124)
|
Keywords | 後期高齢者 / 自立促進 / 認知症 / うつ / 地域看護 |
Research Abstract |
本研究は、山梨県K市において、2005年度から追跡し、3年間の研究成果として得た、後期高齢者を対象に、ADL・IADLに影響を与える要因をエビデンスにし作成した、高齢者の自立促進ケアプログラムを導入している。3年間の1年日で、現在データを取得しながら、効果の検証をしながら実践を続けている。 また、2005年3,928名(男性1,312名、女性1,957名)、2007年は3,552名(男性1,341名、女性1,931名)。2005年2007年ともに調査に参加した1,921名(男性780名、女性1,141名)。2010年では、1,590名が追跡できており、この対象者のエンドポイントを死亡として、ベースライン時の生活機能要因との関連について、統計学的に分析している。このデータの分析結果を、介護予防ナビとして作成したプログラムに取り込み、後期高齢者が今後自立した生活を送るために、アドバイスシートを渡し、留意点を把握していただいて自立期間の延長を図っている。 対象地域に出向き、認知症、うつ、閉じこもりなど、高齢者の自立低下の要因となる状態に対する予防目的で、講演会、研修会を行ない、集団介入を行なっている。残りの2年間で、追跡できている対象者と、新規対象者の本研究プログラムの効果を評価し、ケアプログラムの追加変更を行ないながらまとめていく。
|