2010 Fiscal Year Annual Research Report
知覚デザイン:非視覚モダリティを用いた知覚拡張インタフェースの研究
Project/Area Number |
22615033
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Research Institution | Future University-Hakodate |
Principal Investigator |
岡本 誠 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (90325887)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 哲雄 北海道大学, 情報科学研究科, 教授 (40343389)
伊藤 精英 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (90325895)
秋田 純一 金沢大学, 自然科学研究科, 准教授 (10303265)
小松 孝徳 信州大学, ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点, 助教 (30363716)
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Keywords | ユーザインタフェース / 視覚障碍 / 視覚代行装置 / 知覚 / Future Body |
Research Abstract |
平成22年度は,最初に空間印象認識装置(FB.Finger)のユーザインタフェースの改良を行った.これは,距離情報をタイムラグが少ない状態で伝えること,視覚障がい者でも保持しやすい形態であることを設計の狙いとして開発した,この装置を用いて,環境上の提示刺激までの距離の理解度をはかる実験を行い,原著論文等にまとめ投稿した 更に,人間中心設計を行うために有益なユーザインタフェース開発ツールキットを開発した.現在開発している装置はこれまでに無い新しい装置であるため,プロトタイプ開発に関しては実験協力者と緊密なコミュニケーションが必要である.ツールキットは,実験協力者と相談しながら最適な機器のレイアウトを探る上で非常に効果があった.この成果をまとめ,原著論文にして投稿した また、これまでのこの研究の成果や将来のビジョン(Future Body)に関して、国際会議や国際会議の招待講演,国内の研究会で発表し,議論を重ねた 一般市民,特に視覚障がい者の方に成果を公開するために展覧会を開催した.暗闇展覧会と命名し,暗闇の中で視覚障がい者に成果を提示し,学会などでは聞けない当事者からの意見を聞いた.平成23年度も引き続き展覧会を企画しており,そのための準備を行った
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Research Products
(4 results)