2012 Fiscal Year Annual Research Report
良質な試行錯誤に基づく高抽象プログラミング概念修得に関する研究
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22650204
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
三浦 元喜 九州工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00334053)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | プログラミング学習 / 教育工学 / ユーザインタフェース / オブジェクト指向 |
Research Abstract |
(1)プログラミング学習環境の修正および追加実験 プログラミング初学者がオブジェクト指向プログラミング言語(OOPL)の特性である「型・変数・オブジェクトとデータ参照」の概念を正しく理解するのは一般に困難さを伴う.我々は視覚モデルへの直感的な操作から対応するソースコードを生成して提示する手法を提案し,インタラクティブシステムAnchorGardenを構築した.2011年にメソッド呼び出しやデータ構造,返却値の可視化を実現したが,統計的な有効性は十分検証されていなかった.そこで大学2年生のC言語学習者約100名を対象とした評価実験を行った.分数クラスを用いたオブジェクトの状況を図示する問題について,システム利用群の正解率は未使用群に比べて有意に高かった.このことから,AnchorGardenシステムの操作(具体的には,オブジェクトの状況を操作しつつ,自動生成されるソースコードを観察すること)により,ソースコードの表す意味を短時間のうちに,直感的かつ正確に理解できることを確認した. (2)AnchorGardenソフトウェアの一般公開およびソースコードの公開 AnchorGardenソフトウェアの一般公開に加え,ソースコードの公開を行った.ソースコードの公開・提供により,プログラミング学習支援に関する派生研究の進展に貢献することができた.具体的には,ポリモーフィズムの概念を理解するenPolyシステムを静岡大のグループが開発している.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)