2010 Fiscal Year Annual Research Report
生物多様性概念の社会化の研究:現代生態学者の科学人類学
Project/Area Number |
22650211
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
池田 光穂 大阪大学, コミユニケーションデザイン・センター, 教授 (40211718)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田所 聖志 東京大学, 大学院・医学研究科, 特任助教 (80440204)
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Keywords | 生態学 / 生物多様性 / 科学人類学 / 生物多様性条約 / MOP5/COP10-Nagoya, Japan / 科学コミュニケーション / 資源管理 / 自然保護 |
Research Abstract |
2010年10月名古屋市において開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)での関連イベントに参加した。国内旅費を使い博物館施設などで開催された生物多様性に関する展示に関する資料収集をおこなった(池田・田所)。また田所はパプアニューギニアの首都近郊にあるゴムプランテーションにおいて、主として僻地出身の若者に対し、環境保全・地域開発・生物多様性についてインタビューした 生物多様性の概念は生態学の純理論的用語から乖離しつつ、遺伝子資源管理と環境保全に関する国際政治化に巻き込まれる様相について、国際会議・シンポジウム・展示などに赴いて、関係者に聞き取り調査をおこなった。とりわけ資源管理やバイオマテテリアル知的財産などについての資料収集をおこなった。これにあわせた様々な市民団体の動きについて調査し、メディア取材、政府見解、学会の反応、自然保護や先住民擁護の活動や抗議行動など)観察結果を、日本文化人類学会、総合地球環境学研究所や琉球大学での関連するセミナーにおいて発表した(池田・田所)。
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Research Products
(18 results)