2012 Fiscal Year Annual Research Report
比喩の枠組みモデルを用いたドイツ詩のテキストデータベース研究
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22652032
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Research Institution | Kagoshima National College of Technology |
Principal Investigator |
保坂 直之 鹿児島工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (80280501)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | テキスト / データベース / 比喩 / 文彩 / ドイツ詩 / 共起 / 表現主義 / 近代化 |
Research Abstract |
本研究は、ブラックの「枠組み(frame)」と「焦点(focus)」からなる比喩モデルに基づき、詩的表現を背景色として規定する「枠組語」の一覧化を長期的な目的としつつ、「枠組語」と「wie...」などの指標のある「媒体」(「焦点として働く」)との相互検索により、テキストファイルの文学研究への利用手段の確立を目指している。 平成24年度は「枠組語」の語彙のリストを広げることではなく、そのリストを通しての語彙の検索方法を探ることに研究の重点をおいた。作業の対象をトラークル、リルケと関連する表現主義時代の詩作品に絞り、特に20世紀に整備された都市インフラの語彙を「枠組語」としてリスト化して詩人独自の詩語との共起関係を調べた。都市インフラに連なる語彙が詩語として働いていない問題は、トラークルでの問題を取り上げて中間報告的に口頭発表したが、これは表現主義時代の詩人に共通して見られる問題である可能性があり、同時代の散文作品(ダブリン)との使用語彙の比較を試みた。 無造作に集めたテキストファイルの全体をデータベースとして利用し、臨機応変に検索・観察する方法を確立することも本研究の目的の1つだが、Perl言語を使って「枠組語」との共起関係を検索するスクリプトを作り、前述のインフラ関連語のリストをフィルタとしての一括処理の実験を行っている。また、テキストファイルを整形してデータベースを拡充する作業については、Projekt GutenbergにあるGedichteのデータを引き続いて整形して、現在ファイルの総数で11000程度に達している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)