2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22652042
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
小助川 貞次 富山大学, 人文学部, 教授 (20201486)
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Keywords | 漢文訓読 / 共有知財 / 学術用語 / 高等教育環境 / 漢文訓史概説 |
Research Abstract |
1.漢文訓読用語集(多言語対応版)の検討 (1)検討結果を連携研究者・研究協力者と共著で海外学術誌(SCRIPTA,Seoul)に投稿した。 (2)漢文訓読用語の抽出作業 訓点語学会における研究発表会題目708件と機関誌『訓点語と訓点資料』の題目599件をExcelファイルによってデータベース化した。 (3)実地調査と討論 8月及び2月に京都国立博物館等において海外研究者、連携協力者、研究協力者とともに漢文訓読資料の実地調査を行い、合せて漢文訓読用語について意見交換をした。また「句読点」の内容・機能に関して、国内外の漢文訓読資料の実地調査とその分析に基づき研究発表(2010年5月・第102回訓点語学会「漢文訓読資料における句読点について」、2010年11月・日韓言語学者会議「句読点の機能から見た漢文訓読」)を行った。 2.高等教育環境の整備(東アジア漢文訓読史概説(電子テキスト版)の作成)と実験準備 富山大学教養教育・言語と文化「未知世界への挑戦-東アジア漢文訓読史の構築-」(前期火1限、全学部1年生対象、初期登録者142名、最終履修者139名、平均出席率0.89)を開講し、双方向確認カードにより講義内容の客観的把握を行った。これらの内容を踏まえて、研究発表(2010年7月・国立国語研究所研究発表会「漢文訓読史研究を学ぶ学生の視点」)を行い、さらに2011年度用の新しい双方向確認カードを設計した。
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Research Products
(4 results)