2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22652042
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
小助川 貞次 富山大学, 人文学部, 教授 (20201486)
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Keywords | 漢文訓読 / 共有知財 / 学術用語 / 高等教育環境 / 漢文訓読史概説 |
Research Abstract |
1.漢文訓読用語集(多言語対応版)の検討 (1)「漢文訓読史概説の構想」(『富山大学人文学部紀要』第55号、2012年3月)を英語訳及び韓国語訳した。 (2)漢文訓読用語の抽出作業 訓点語学会における研究発表会題目(前年度からの累計725件)と機関誌『訓点語と訓点資料』の題目(前年度からの累計629件)をExcelファイルによってデータベース化した。 (3)検討と成果発表 これまでの国内外の調査成果を踏まえ、日本の漢文訓読研究の水準を国際的に発信するため「(講演)日本における漢文訓読の流れ-論語訓点本を中心に-」(2011年7月7日、ソウル大学校奎章閣、韓国語通訳付)、「漢籍訓点資料」(2011年8月27日、第13回ヨーロッパ日本研究協会国際会議、英語)の発表を行った。 2.高等教育環境の整備(東アジア漢文訓読史概説の作成)と実験 富山大学教養教育・言語と文化「「漢文訓読の世界」大図解」(前期木2限、全学部2年生対象、履修者137名)及び富山大学人文学部・日本語学特殊講義「東アジア漢文訓読史概説」(前後期,月2限、人文学部2年生以上対象、前期73、後期63履修)を開講し、新しく設計し直された双方向確認カード(紙ベース)とその電子記録(Excelファイル)により講義内容の客観的把握を行った。これらの内容を踏まえて、「漢文訓読史概説の構想」(『富山大学人文学部紀要』第55号、2012年3月)を発表した。
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Research Products
(7 results)