2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22652058
|
Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
PEYRON Bruno 上智大学, 文学部, 准教授 (50296901)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 孝郎 拓殖大学, 付置研究所, 教授 (60328010)
DONALD Cherry 広島国際大学, 心理科学部, 准教授 (40412340)
FREDERIC Andres 国立情報研究所, コンテンツ科学研究系, 専任講師 (90332155)
YAMAMOTO Wilson 上智大学, 文学部, 講師 (70296896)
|
Keywords | iTable / touch-panel / interactive surface / eLearning |
Research Abstract |
本研究の初年度にあたる平成22年度は、学習者イニシアティブを導く"WALL e-Learning"のためのデバイスをどのように構成するかということに終始した。 当初、我々のプロジェクトの名前としている'e-Learning'行うための垂直置き型タッチパネル、つまり'WALL'の導入を追求したが、主として予算的な問題が障壁となり断念せざるを得なかった。 そこで、我々は、本プロジェクトの予算面からの再構成を目指して、いくつかの民間セクションからアドバイスを受けながら、ハード・ソフト両面で、我々のプロジェクトを推進する方法の模索を続け、予算的に入手可能な平面横置き型タッチパネルを志向することとし情報収集・調査活動に入った。 その結果、プロジェクト予算との整合性、学習者イニシアティブという本プロジェクトの最終目標をクリアーできるものとして、LM3Labsが開発した<i-Table>の導入を決定した。 iTableでは、コンピュータが仮想する世界と学生との対話は、平面横置きテーブルの表面で行われるが、しかし、このことによって、当初のプランであった'WALL'上でのコンピュータとのやりとりの可視性が失われるわけではなく、実際のクラス展開の際、テーブルで作業する学習者と残りの学習者との間で作業情報を交換できるスペースは十分確保できる。 iTableの問題点を一つ挙げるとすれば、その教室内における設置のためには、'WALL'よりも多くのスペースを必要とすることにある。現在同デバイスは、設置場所が定まるまでの間、本研究代表者のオフィスにインストールされたところである。 実際のクラスにおいて、iTableの機能を十全に使用するために、研究分担者を含め、直接iTableを経験する機会を設ける予定である。以上
|