2010 Fiscal Year Annual Research Report
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22652066
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| Research Institution | University of Shizuoka |
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Principal Investigator |
森山 優 静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (60295566)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩倉 さやか 静岡県立大学, 国際関係学部, 講師 (10448699)
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| Keywords | 日本近現代史 / 社会運動史 / メディア史 / 近代日本文学史 / 言論統制 / 演劇史 / 地域史 / 戦争体験 |
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| Research Abstract |
1.静岡県の篤志家の家に保存されていた紙芝居の調査・撮影
約190点の存在が確認され、七、八、九、十の四ヶ月(延べ五回)にわたる調査を実施し、その全てをデジタルカメラで複写することができた。全国的に見ても、これだけの量をまとまって保存している機関はなく、きわめて貴重な史料群であることが確認された。撮影の過程で目録を作成し、活用した。
また、当時、実際に紙芝居を見た疎開児童からの礼状、絵等、新聞記事も保存されており(いずれも撮影済)、個人の活動とはいえ、それなりの規模を持った動きだったことが理解された。
2. 名古屋柳城短期大学の所蔵紙芝居の調査
同短期大学では、幼児教育の立場から、紙芝居を多く保存している。戦時・占領期のものは約60点に及ぶ。これらも十月、十二月の二回の調査で、かなりの部分を撮影することができた。
3. 大阪国際児童館の紙芝居調査
同館も紙芝居のコレクションで知られる。調査の結果、当該期のものは約100点あることが確認され、その一部を電子複写によって収集した。
4. 年度末に研究協力者全員と連絡会を開催し、今年度の統括・来年度の調査研究について議論した
5. 撮影した紙芝居の文字部分を電子化する作業に着手した(11点が終了)。予算の関係から全点の実施は不可能だが、ある程度の数が揃えば、計量的な作業も可能となるものと思われる。
6. 参考文献を購入し、研究代表者・分担者・協力者との間で、研究の現状に対する理解を共有することができた。
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