2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22653023
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
平田 憲司郎 立命館大学, 経営学部, 講師 (70423209)
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Keywords | 経済理論 / 遺伝学 |
Research Abstract |
2010年度は,双生児研究法で使用されるACEモデルを、マルコフ連鎖モンテカルロ法を用いて推定した結果、近い将来の時間割引率に対する遺伝要因の寄与度は24%であり、遠い将来の時間割引率に対する遺伝要因の寄与度は23%であることがわかった。また、共有環境要因の時間割引率に対する寄与度は,近い将来については26%で遠い将来に対しては22%であることがわかった。2011年度は2010年度に得られた結果の頑健性を検証するために,マルコフ連鎖モンテカルロ法の稼働検査期間および繰り返し回数を先行研究と同様の設定にして再推定をおこない,結果に変化がなかったことを確認した.さらに,モデルの拡張もおこない,クロスセクションデータで分析していたものをパネル化した上で推定をおこなった.現在はこれらの結果をまとめた論文が脱稿し,投稿に向けての準備を行っている.
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