2012 Fiscal Year Annual Research Report
ソーシャル・ネットワーク理論によるソーシャル・キャピタルと健康の実証的検証
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22653056
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
藤澤 由和 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (70387330)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 和巳 静岡県立大学, 経営情報学部, 教授 (80379544)
大久保 誠也 静岡県立大学, 経営情報学部, 助教 (90422576)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ソーシャル・キャピタル / 医療・福祉 / ソーシャル・ネットワーク |
Research Abstract |
「ソーシャル・キャピタルと健康の関連性の探求」という研究課題は、すでに十年以上にわたり学術的な議論が展開されてきており、日本において実証的な検証がなされている。その一方で、こうした研究に対しては、そのソーシャル・キャピタルの把握において、それが主として大規模調査データの解析によるものであることから、指標の妥当性、回答の真偽性などの批判がみられる。そうしたなかでソーシャル・キャピタルの構造的側面(ネットワーク特性)から、健康との関係性を探究することへの関心が高まっている。そこで本研究では、ソーシャル・ネットワーク論に基づいて「特定の地域内における特殊な人間関係を示す『ソーシャル・キャピタル』の把握に関する手法の開発」を行い、こうして把握されたソーシャル・キャピタルと健康の関係性の解明を試みた。 最終年度においては、ソーシャル・キャピタルの構造的側面を把握する新たな手法を検討すると同時に、その手法により構築されたデータの解析を実施し、さらにその結果を踏まえ、当該研究課題の今後の展開に関する検討を実施した。検討を行った、具体的な手法としては、いわゆる社会学などにおいてこれまでHidden Populationの把握に有効であるとされたReespondant-Driven Samplingと呼ばれる手法を、当該集団におけるネットワーク把握に応用し、ソーシャル・キャピタルの構造的側面の把握を試みた。またデータ構築に際しては、いわゆるディバイスを用いてより効率的かつ効果的な対象把握とデータ構築に関する検討を試みた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)