2011 Fiscal Year Annual Research Report
「言語力」育成に機能する書字教育カリキュラムの開発
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22653116
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| Research Institution | Yokohama National University |
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Principal Investigator |
青山 浩之 横浜国立大学, 教育人間科学部, 准教授 (40323919)
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| Keywords | 教育学 / 言語力 / 書字 / カリキュラム / 国語教育 / 書写教育 |
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| Research Abstract |
本研究は、国語科の「文字を書くこと」に関する学習の効率化・最適化を図るために、これまで別立てのカリキュラムとして行われてきた書写学習を、国語の言語活動の学習などと効果的に関わらせ、「言語力」の育成に機能するよう再組織することを目的としている。そこで最終年度である今年度は以下のように研究を進めた。
1.カリキュラム案(第1次案)の評価・検討
(1)昨年度作成した新たに提案する「書字学習」のカリキュラム案(第1次案)について、国語教育実践者及び研究者に対して意見聴取を行い、その評価をもとに改善点を明らかにした。
2.シミュレーション
(1)新たに提案する「書字学習」のカリキュラム案(第1次案)を、国語科の他の領域との関係において機能するか理論的検証を行い、明らかになった問題点について先進地区の小学校や本学部附属小学校等において実践的検証を行った。その上で、改善点を整理し、考察した。
3.以上を通して新たに提案する「書字学習」のカリキュラム案(第2次案)を作成。
4.研究成果の発表と公開
(1)本研究を通して明らかにした改善点のうち、特に「効果的なメモ活動」について考察した点を学会において発表した。(『書写書道教育研究』26号に掲載)
(2)本研究の全般的な成果は、先進地区の小学校で行った実践をまとめ、出版物として公開する予定である。
本研究の実践的・理論的検証を通して、措定した書字能力の育成に機能する「書字学習」のカリキュラム案を示し、「言語力」育成に機能する新たな「書字学習」の枠組みを提案することができた。
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