2010 Fiscal Year Annual Research Report
スポーツ組織の社会的責任の分類:ステイクホルダーの視点から
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22700632
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| Research Institution | Waseda University |
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Principal Investigator |
大西 孝之 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助手 (90549362)
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| Keywords | スポーツマネジメント / 社会的責任 / ステイクホルダー |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、スポーツ組織独自の社会的責任の全体像を把握するために、Carroll(1991)のCSRの分類を基に、ステイクホルダーの視点からスポーツ組織の社会的責任の分類を行うことであった。本年度は、これまでに収集したデータの再整理とスポーツ組織のステイクホルダーを整理・分類するために文献のレビューを行い、来年度以降の研究方法についての精査を行った。これまでに収集したデータの再整理においては、一般の企業がスポーツを支援することが企業の社会的責任を果たす行動であると消費者が知覚するかどうかを調査したデータから、データの収集方法や尺度の信頼性・妥当性を確認できたため、今後、スポーツ組織の社会的責任を明らかにする場合でも同様の方法は有効であることが明らかとなった。また、スポーツ組織のひとつであるプロスポーツチームのファンに対するインタビューを分析したところ、ファンはチームの勝敗や地域貢献活動を軽視している訳ではないが、試合内容やチームのストーリー性を重視していることが明らかとなった。一方で、スポーツ組織の社会的責任という点においては、その認識は極めて低いものであることが明らかとなった。先行研究のレビューからは、スポーツ組織の様々なステイクホルダーとその様々な関わりが明らかとなったが、今後、より厳密にスポーツ組織を定義し、そしてそのスポーツ組織とステイクホルダーとの関わりを調査した上で、本研究を進める必要があることが明らかとなった。
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Research Products
(1 results)
