2012 Fiscal Year Annual Research Report
スポーツ組織の社会的責任の分類:ステイクホルダーの視点から
Project/Area Number |
22700632
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Research Institution | Shizuoka Sangyo University |
Principal Investigator |
大西 孝之 静岡産業大学, 経営学部, 講師 (90549362)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | スポーツ経営学 / スポーツ組織 / プロスポーツチーム / ステイクホルダー / 社会的責任 / スポーツ選手 |
Research Abstract |
本研究の目的は,スポーツ組織独自の社会的責任の全体像を把握するために,ステイクホルダーの視点からスポーツ組織の社会的責任の分類を行うことであった.具体的には,スポーツ組織のステイクホルダーを整理・分類し,それらのステイクホルダーからスポーツ組織に求める社会的責任について定性的,定量的にアプローチし,収集したデータに基づきスポーツ組織独自のCSRの分類を行った. 当初の計画では,この目的を達成するために,平成24年度はスポーツ組織のステイクホルダーを対象にインタビュー調査を行う予定であった.しかしながら,前年度に行ったスポーツ組織のステイクホルダーの特定において,監督や選手が主要なステイクホルダーであることが明らかとなり,これらのステイクホルダーを対象としたインタビュー調査の実施が困難であったため,次の通り計画を修正した. スポーツ組織にとっての主要なステイクホルダーは選手であり,彼らの活動を支援することが中心的な役割であるため,スポーツ選手に期待される責任を支援することがスポーツ組織の社会的責任と考えられる.そこで,スポーツ選手の中でも象徴的なトップアスリートに焦点を当て,トップアスリートの社会的責任を明らかにし,分類することを平成24年度の研究目的とした.インターネット調査により,トップアスリートに対して「期待すること」と「失望すること」について936名から記述を得た.結果,「勝利」や「結果」といったアスリートのパフォーマンスに対する期待に関する記述が多くみられた.また,ルールを遵守するといった「法的責任」に関する記述や,寄付活動といった「社会貢献的責任」に関する記述も見られた.今後,分析を進め,トップアスリートに求められる社会的責任を構造化した上で,スポーツ組織が支援すべき事項を特定し,スポーツ組織の社会的責任を明らかにする.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)