2012 Fiscal Year Annual Research Report
メディアアート方法論による乳幼児の身体性を考慮したデジタル知育プラットホーム
Project/Area Number |
22700829
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
望月 茂徳 立命館大学, 映像学部, 准教授 (00454504)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 教育工学 / ユーザーインターフェース / メディアアート |
Research Abstract |
平成22年度、23年度に引き続き、開発された乳幼児の身体動作によって駆動するインタラクティブシステムを備えたデジタル知育玩具の本格的な実証実験を行った。平成23年度によって明らかになった、本研究において本来想定されていた対象年齢である0歳~3歳を超えた年中・年長程度の4歳~6歳児にも効果的に反応していく事例を受け、この問題に対して、より発展し多様化させるため、身体性を考慮したインタラクティブなデジタル知育玩具の開発事例を増やした。これまでに引き続き、安全性を考慮して保護者参加による身体運動ワークショップ形式(高槻市、平成24年8月)とし、身体動作に造詣が深いコンテンポラリーダンサー/振付家の協力の下に評価した。この結果、この身体性を考慮したデジタル知育玩具は、単なる装置の開発にとどまらず、乳幼児および保護者が違和感なく理解し取り組めるためのワークの設定を含めた開発が重要であることがわかった。この知見は普及を念頭にいれたパッケージ化において生かすことができ、教育現場における身体運動表現の導入・充実化において大きな役割を示すことが出来る。本研究期間においては学術発表として成果が公開されたが、現在は各教育現場への導入準備を進めている。本研究の取り組みに対する技術的な視点および教育的な視点において、各教育、研究機関、研究者、保護者との議論の結果、導入をすすめる検討がなされてきており、それぞれの現場レベルにおける導入の課題点抽出、調整を行いながら研究成果を還元する方法について本研究を発展させることが出来ている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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